「京セラレディースオープンinさつま」で撮影した写真は膨大にあるのでまだまだ整理できていません。
先に本戦が終了した後に行われた懇親会の記事をUPします。
昨年の大会の懇親会に招かれたのは島唄の歌い手である
中村瑞希さんでした。素晴らしい歌声がとても印象に残っています。
さぁ今年は誰が登場するのでしょう。地元鹿児島を代表する人であるのは間違いありません。
実は僕が撮影を依頼されていたのは表彰式までで、懇親会は含まれていません。
でもこの出し物が楽しみでついつい今年も懇親会まで残って撮影を続けることに。。。
期待に胸を膨らます僕の前にというか、懇親会出席者の皆さんの前に登場したのは、羽織袴姿のひげ面の男性です。
紹介を聞いてみるとなかなかすごい経歴の方のようです。
お名前は島津義秀さん。薩摩島津家一門(重富・垂水・今和泉・加治木の4つがあり、篤姫は今和泉家出身です。
特に加治木島津家は本家に次ぐ一門で本家の血筋が絶えたときには加治木島津家から後継ぎを出す慣わしに
なっていたようです)のひとつである加治木島津家の第13代当主とのこと。現在は精矛神社の宮司であると同時に、
かつて新撰組を恐れさせた「野太刀自顕流」の使い手として、また薩摩琵琶の奏者として活躍されている
スーパー当主さんなのです。ひげ面と言ってごめんなさい。
この島津義秀さんが演奏されたのは「蓬莱山」という曲。君が代の原曲となった唄で、歌詞の中に
君が代のフレーズが含まれています。
島津義秀さんの演奏は、それはそれは素晴らしいもので、撮影しながらも聞き惚れてしまいました。
鹿児島に長年住み、観光業に従事しながらもこれまで薩摩琵琶の演奏を聴いたこともなかった自分を恥じるほど、
深く感銘を受ける演奏でした。CDが発売されているようです。皆さんも是非一度聴いてみてください。
※ 薩摩の秘剣-野太刀自顕流- (島津義秀著)
※ 薩摩琵琶/傑作選 (弾奏者 島津義秀)
※ 薩摩琵琶演奏動画 (弾奏者 島津義秀)