2011年 10月 29日
2011年 雨のくじゅう紅葉散策 ⑤冷たい雨の三俣山
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坊ガツルで記念撮影を済ませたところで、そろそろ正午になろうかという時間。ここから北千里ヶ浜~スガモリ経由で三俣山を目指す時間的余裕はありません。そこで坊ガツルからの直登コースへと向かいます。このコースはかなりの急坂なので手で枝を掴みながら登らなければいけないコース。この雨の中ではコースのコンディションも悪く、ここの登りはかなり厳しいことが予想されましたが、皆に頑張ってもらうしかありません。ここからはフェアビューさんに先頭を歩いてもらいます。取り付いてすぐに軽いブッシュの中を抜け、やがて急坂へと変わります。予想通り粘土質の黒土は雨でドロドロ状態。当然踏ん張りがきかないので、手で木の枝や草を掴み、足はズルズルと滑りながら登る感じです。まだ数回しか登っていない姫カフェ(登山教室)出身の女性も元気に登っています。みんなが悪戦苦闘しながらも頑張って登っている様子を見ながら「みんな頑張れ~」と心の中で応援する自分がいます。岩場にさしかかり苦労しているメンバーには、みんなから自然に「ガンバガンバ」と声がかかります。

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                                    ズルズル滑る黒土の登山道で悪戦苦闘
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                                       登るに連れて紅葉に癒されます
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                                    いくら登ってもズルズルドロドロの登山道と
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                                             岩場が続きます
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                                       中腹のドウダンツツジは見事でした

中腹を越えた辺りで、展望が開ける岩場に差し掛かりました。すると急に雲が切れ太陽の光が差し込んできたのです。その岩場から下を見下ろすと、ドウダンツツジで真っ赤に染められた斜面が輝いています。「ワンダホー♪ ビューティホー♪」と思わず叫んでしまいました。さらに上へと登り始めると再びガスがかかり始めます。風も強まり、寒さも増したようです。レイングローブを付けていたのですが、中までぐっしょりと濡れてしまい、手先が冷たく感じます。山頂は何も見えない状態が予想されるので、気分的には乗らない状況下ではありましたが、この辺りは真っ赤に紅葉したドウダンツツジの中を歩くルートの為心地良く、また山頂まであとわずかということもあり、足取りは軽くグングンと登っていきます。数年前の山火事で黒く焼け焦げた木々が群生する一帯を抜けるとすぐに三俣山南峰山頂です。山頂は寒さと強風で長居ができる状況ではありません。でもしっかりと記念撮影だけは済ませ、すぐに南峰を後にします。

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                                          よっしゃー! 青空キター!
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                                       眼下に広がるこの景色。最高です♪
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                                           数年前の山火事の痕
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完全にガスの中。しかも枝道が多い三俣山山頂。迷いやすい状況ではありますが、先頭を歩いているのがフェアビューさんなので安心です。僕は最後尾から全員を見渡しながらガスと強風の中を進みます。程なく本峰山頂に到着。火口淵に立ち北峰方面を眺めますが、見えるのはただただ真っ白なガスのみ・・・。中腹の紅葉を楽しめたからヨシとするか! 本峰山頂も強風と冷たい雨にさらされ、体がどんどん冷えていく感覚をおぼえました。ほんの数日前にネットで読んだ「トムラウシ遭難事故報告書」に書かれている状況が頭に浮かびます。あれは7月の北海道での出来事でしたが、きっとこんな状況に何時間も晒されたんだろうなと思いながら山頂を後にしました。

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第Ⅳ峰との分岐のところで、第Ⅳ峰から降りてきた3~4人の男性から声を掛けられました。
「本峰はあとどれぐらいですか?」
「こっちへ1分です」
「そこから南峰へ行けますか?南峰から坊ガツルへ降りたいんですけど」
「行けるけど道が分かりにくいです。南峰からもガスの中降りるルートを見つけにくいし止めた方がいいです。坊ガツルに行くならスガモリ経由の方が安全で確実ですよ」
とアドバイス。彼らはアドバイス通りに僕らを抜いてスガモリ方面へと下山していきました。西峰でも記念撮影をしてスガモリ越へと下山を始めます。全く視界がきかない状態で、一体どの辺りまで下山しているのかわからないまま無心で下りていると突然前方、しかもかなり近い位置から鐘の音が聞こえました。スガモリ越の「愛の鐘」です。もうスガモリ越はすぐ目前。程なく到着しほっと一安心。みんなの顔にも笑顔が戻ってきたようです。

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ここから鉱山道路へと下り、ショートカットルートを進みます。途中同じ霧島市から来られたという数名のグループと一緒になりました。長者原から雨ヶ池経由で法華院温泉に入り、そのまま山頂へは行かずに下山しているとのこと。山の温泉に入る為だけのトレッキング。贅沢ですね。コンクリートの鉱山道路をしばらく歩き17:20に長者原に帰着。ちょうど9時間のノンビリ山行でした。登山靴やスパッツについたドロを綺麗に洗い流してから民宿へ移動。少し熱めの心地よい温泉で汗を流し疲れを癒します。そして19時過ぎから待ちに待った夕食。ご馳走を頂いていると、どこかで僕を呼ぶ声・・・。そこには霧島山岳会の面々が3人。彼らも日帰りで鹿児島に帰り、翌日は再び霧島でイベントに参加とか・・・・パワフルです!

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                               風呂上がりはやっぱこれでしょう! もちろんノンアルコールですよ

夕食を頂いた後は、翌日仕事の僕ともう一人、体調を崩し急遽宿泊しないことになったキョンさんと鹿児島へと帰ります。短髪の為、全くない後ろ髪を引かれながら、また翌日の好天を祈りながら皆と別れくじゅうを後にしました。自宅に帰着したのは午前1時過ぎ。自身も睡眠不足の状況の中、途中僕が眠くならないようにずっと話しかけてきてくれたキョンさんには感謝感謝です。

今回もまたまた雨だったので、またMLWでリベンジしたいですね。
その時はまたフェアビューさんも是非ご一緒しましょう。今回は本当にありがとうございました。

2日目の様子についてはフェアビューさんのブログをご覧ください(今のところ1日目までですが、近日中にアップされると思われます)

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by ex-mlwalk326 | 2011-10-29 07:21 | 山行報告(くじゅう) | Comments(2)
Commented by えみ at 2011-10-30 12:03
一日24時間フル活動、本当にお疲れ様でした^^

雲が一瞬流れて、見事な紅葉が現れたあの瞬間は
奇跡のような気がします
頑張った私たちのご褒美でしょうか

足場も視界も悪い中でしたが
先頭にフェアビューさん、後方に326さん、
心強いお二人がいてくださって本当にありがたかったです

次回のリベンジ、ぜひまた参加させてください
ありがとうございました
Commented by 326 at 2011-10-31 06:38
えみさん、おはようございます。
ぎっしり詰まった1日でした。さすがに翌日のお仕事はきつかったですね^^;

ちょうどあの場所で雲が晴れるなんて本当に奇跡のようですね。
2日目もほぼピークの黒岳を楽しむことができたようで、ほっとしています。
また是非参加してくださいね。


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