2011年 09月 29日
やっぱり雨の稲尾岳
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9月27日は2ヶ月ぶりのMont-Low-Walk(会社の登山クラブ:以下MLW)での登山。参加メンバーT氏の希望もあり、大隅半島にある稲尾岳に登ってきました。稲尾岳は大隅半島南部の佐田町、田代町、内之浦町の3町にまたがる山域の総称で、三角点は最高峰の枯木岳(959m)。ここは森林生態系保護地域に指定されており、西日本最大規模の照葉樹の森が広がっています。以前から気になっている山なのですが、僕にとっても初めての山。本来であればワクワクするところなんでしょうが、何だか今回は気分がイマイチ乗りません。どうしてだろう? アッ、わかった☆彡 今回は男3人だけで女性がいないからだ(笑)

さてMLWといえば心配なのが天気です。この2年間程は山行当日の雨の確立80%程度!ことごとく雨なのです。で、前日の26日は雨模様。でも前日での27日の天気予報では、あるサイトでは晴れマーク、もう一つのサイトでは曇りのち晴れ。今回ばかりは雨とは無縁の天気になりそう。そして迎えた当日の朝。外に出てみると空はドンヨリ黒い雲が空を覆っています。しかも6時に集合し出発した途端、ポツリポツリと雨が降り出しました。やっぱこうなるのか・・・天気予報を覆すとは、恐るべきMLWの雨男パワー! 

霧島市から垂水・鹿屋・大根占・南大隅町を抜け錦江町に入り、約2時間半で「照葉樹の森まで10数キロ」の案内板が現れます。確かあと5キロの案内があり、もうすぐ到着だと思ってワイワイ喋りながら進むと、道は狭い林道へと変わりました。この林道の先に稲尾岳ビジターセンターがあるはずだとくねくね曲がりくねった狭い林道を進むこと15分程度・・・。何か間違ってね?流石におかしいと思い、ナビで広域表示をしてみると、「やべぇ、こりゃ内之浦に進んでる」。すぐに少し広くなった場所で方向転換して今来たくねくね道を戻ります。道が広くなってすぐに「ビジターセンター」の大きな案内看板が! 何でこんな大きな案内板を見逃すんだろう? スタート前から45分のロス。先が思いやられます^^;

稲尾岳ビジターセンターで登山道案内のパンフレットをもらい、係の方よりジオラマを使って登山道の説明を受けた後、センター所長のYさんと思しき男性(GreenWalkの29号に掲載されていました)が「気をつけていってらっしゃい」と優しい笑顔で送り出してくれました。

ビジターセンターから50m程下ったところが登山道入口です。ここに駐車して、9:30に出発しました。道の両側にまだ硬いススキの穂が頭を垂れている未舗装の林道を花を探しながら進みます。すぐにナンバンギセルを発見。さらにツクシアザミ、ヒヨドリバナ、キンミズヒキ、キツネノボタン、キガンピなどが咲いていました。20分程で四阿(あずまや)がある登山口に到着です。ここは滝めぐりコースとの分岐点になっていますが、そちらへは進まず、稲尾岳へピストンする西口ルートへと進みます。ここからはオレンジ色の番号札が道案内をしてくれます。道はすぐに沢沿いというか沢の中に点在する石伝いに沢の中を歩く心地よい道に変わります。ここにはサンショウウオも生息しているらしく、どこかのブログでここで発見したサンショウウオの写真がアップされていたので、僕らも見てみたいと足元の水の中を覗きこみながら歩きましたが、見つけることはできませんでした。この辺りではスズコウジュやミズキヒの花を見ることができました。沢の道を30分程進んだところで「川の源」との案内板が現れます。近くの木の根っこ辺りからポタポタと水が流れ出しています。それがこの川の源となっているようです。

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しばらく進むと木々が両側から迫り道幅が狭くなっている道に変わります。頭上にも木の枝が伸びているところもあります。この辺りから、足元だけでなく頭上にも気を配りながら進み始めます。というのも、よくMLW山行にご一緒してもらっているwac89さんが以前稲尾岳で頭の位置の枝でトグロを巻いているマムシに遭遇したとの話を事前に伺っていたのです。できれば頭上から狙ってくるマムシ君には出会いたくないですからね。

しばらく進むと自然石展望台に到着です。ここはこのコース唯一の大展望が広がる場所のはず・・・なんですが、ガスと強風で何も見えず。しばし風に当たり汗を飛ばしてから先を急ぎます。この先も狭い道が続きます。夏の大隅半島の山といえば、登山道に張り巡らされたクモの巣との戦いというイメージが強く、今回もその対策としてストックを登山口から持って歩いています(普段は登りでストックを使うことはありません)。ところが、先日に誰か歩いていたのか、それ程ひどい状態ではなく、数回顔にクモの巣を被っただけで済みました。

程なく枯木岳(959m)の山頂に到着。ここが稲尾岳の最高峰です。三角点にタッチしての記念撮影を済ませ先に進みます。ここから北口ルートとの分岐点までは急坂の下りです。雨で滑りやすくなった道を慎重に下ると分岐点に到着。ここでオレンジ色の案内番の番号が100番となり、ここから稲尾岳山頂まではピンク色の番号札(山頂は30番)に変わります。小さなアップダウンを30分程繰り返し、岩テーブルという平らな巨岩を過ぎると小さな祠がある稲尾神社に到着です。山頂周辺には咲き始めのオオマルバノテンニンソウ(ミカエリソウ)やキバナアキギリが咲き誇っていました。キバナアキギリは初めて見たような気がします。

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霧雨の中コンビニ弁当を急いで頬張り、下山を始めました。雨も少しずつ強くなってきています。2〜3分下ったところで、右前方からブヒブヒーと豚の鳴き声のような獣の鳴き声が聞こえました。それもかなり近い位置です。「イノシシだ!」とその場に立ち止まり辺りを見回しますが姿は見えません。刺激しないように静かに歩き始めその場を後にしました。途中、滑りやすい木の階段を慎重に下り、薄暗い林の中を少し進んだところで周囲の異変に気付きました。枝が道を塞ぎ始めたのです。さらに進むとそれまで硬かった足元がフカフカの柔らかい土に変わりました。「道を間違えた。戻ろう!」と来た道を登り返し、木の階段まで戻ります。ここからもう一度下り始めましたが、何とまたまた同じ場所に出てしまいます。もう一度木の階段まで戻り、じっくりと周囲を見回しながらゆっくり歩いていると左上方にピンクの5番の札を発見。間違えた道はしっかりと踏み固められまるで登山道がそのまま続いているように見えます。この日の天候のように薄暗くガスっている状態だと番号札も見つけづらいですね。おかしいと思ったらすぐに来た道を戻るという判断をすることが大切です。

程なく川の源い到着。ここから再び気持ちの良い沢沿いの道を歩き始めます。30分程で四阿(あずまや)のある登山口に帰着。急に空が開けました。すでに雨は上がっています。さらに15分程林道を歩き、15:00に車を停めている登山口に到着しました。その後ネッピー館の温泉で汗を流してから帰りました。

このコースは天気の良い日にまた改めて歩きなおしたいと思います。

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①ナンバンギセル ②と③?わかりません(ご存知の方は教えてください) ④ガンクビソウ ⑤キンミズヒキ ⑥スズコウジュ ⑦ミズヒキ
⑧キガンピ ⑨ツクシアザミ ⑩オオマルバノテンニンソウ(ミカエリソウ) ⑪キツネノボタン ⑫ヒヨドリバナ ⑬キバナアキギリ

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by ex-mlwalk326 | 2011-09-29 20:10 | 山行報告(鹿児島県内の山) | Comments(4)
Commented by A-Z at 2011-09-29 23:44
どもども,お久しぶりです。(^^

MLWの山行記事って,確かに雨に降られていることが多いですよね。
うむむ,恐るべし!
ジンクスってありますよねぇ。(^^ゞ

回数的には少ないのですが,ボクがカメラを落とす時って決まって大隅の山なんですよ。
これもジンクスですかねぇ。
この稲尾岳は西口ルートから滝巡りコースを歩いたことがありますが,その時もそうでした。
しかも落下したカメラは水没するし・・・(T.T)
Commented by 326  at 2011-09-30 00:23
A-Zさん、こんばんは☆
そうなんです。特に男だけの場合雨の確率が高いですね。
たまにはしっとり雨の中を歩きたいと思われた時は、お声かけください。
雨にしてみせます(笑)

雨が多いMLWですが、来月のくじゅうだけは晴れて欲しいと願っています。

Commented by wac89 at 2011-10-04 09:32
行ってこられましたね。稲尾岳は展望のないコースです。
雨でちょっと残念でした。

体調も少し良くなり2日は三角岳へひとり行ってきました 初めてです。

今日神戸の古い友人からメールが届き11月25日から2泊 京セラホテルの予約をしたとか
私もその時にホテルに出向き久しぶりに再会する心づもりです。
Commented by 326  at 2011-10-04 19:45
wac89さん、こんばんは。
また晴れた日にリベンジしたい山ですね。
マムシに出くわさずにほっとしました。

来館の際は是非お声掛けくださいね。


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