日本ジオパーク委員会(委員長・尾池和夫元京大総長)は14日、日本ジオパークに鹿児島、宮崎両県の5市2町にまたがる霧島連山と、伊豆大島(東京)、白滝(北海道)の3地域を新たに認定、室戸(高知)の世界ジオパーク申請を決めた。日本ジオパーク認定は、世界的な知名度につながるといわれる世界ジオパーク申請の前提となっており、今回の認定で計14地域になった。東京都内で会見した尾池委員長は、霧島連山の認定理由について「約20の火山が配列し、火山の仕組みを分かりやすく学べる場所。十分な素材だ」と説明。一方で、「(素材を)科学的に紹介する組織づくりなど、かなり改善が必要」と語った。霧島を現地審査した伊藤和明委員(NPO法人防災情報機構会長)は「百点満点の75点くらい」とした上で(1)自治体ごとの温度差に加え、活動拠点が不明確(2)自治体の取り組みと住民が乖離(かいり)している(3)ガイドの連携ができていない-などの課題を挙げた。霧島連山の日本ジオパーク入りは霧島、曽於、都城、えびの、小林の5市と湧水、高原の2町でつくる「環霧島会議」を母体とする霧島ジオパーク推進連絡協議会が進めた。2009年申請予定を活動内容を充実させるため1年先送りし、10年4月に申請した。
(以上、南日本新聞より転載)
ジオパークとは科学的に見て特別で重要で貴重な、あるいは複数の美しい地質資産やそこに見られる動植物を含む一種の自然公園のことです。世界遺産は保護を目的としていますが、ジオパークは自然遺産を保全するだけでなく活用することを目的としているらしく、そのために自然遺産を自然科学の普及に利用することや、自然を学ぶ見学旅行(ジオツーリズム)の実施などの活動が求められます。
霧島ジオパーク推進連絡協議会は、これらの活動を充実させるため申請を1年先送りして準備してきた訳ですが、実のところこの1年間、ジオパーク推進連絡協議会の動きが一般の住民にはさっぱり見えませんでした。僕だけではなく、確認した数人も同じ事を言っています。審査委員が指摘された通り、まさに自治体の取組みと住民が乖離していると感じます。今後はジオパーク認定地域としての様々な動きが活発となり、市民の意識も徐々に高まっていくことを期待します。
霧島市のHP
霧島ジオパーク推進連絡協議会