大浪池方面に下山し始めてすぐに、「この道はえびの高原方面には行きません」のような文句の看板がありました。もう二度と遭難事故を起こさないように対策が施されたようですが、できればもう少し下にももう1ヶ所同じ看板を立てるべきでしょう。
ガレた登山道を下るとやがて段差の高い木の階段へと変わります。雨で滑りやすくなっているので慎重に下ります。ここまで見かけたミツバツツジはすべてキリシマミツバツツジだったのですが、下山途中に1本だけコバノミツバツツジがありました。
やがて韓国岳避難小屋に到着。しばらく休憩をして西回り方面へと進みます。西回り周回道に入るとミヤマキリシマが目立ち始めました。3~4分咲き程度です。ミツバツツジもプチトンネルを作っていてとても綺麗です。この時期の大浪池もそこそこ楽しめると再認識しました。ちょうど雨が止んでいた展望台でランチを取り、東回り道へと進みます。火口壁の絶壁から覗き込むとムシカリ(オオカメノキ)、ミツバツツジ、ヒカゲツツジが咲いているのが見えます。霧の中にうっすらと浮かぶミツバツツジを楽しみながら進むとと先程の避難小屋に戻ってきます。
ここからえびの高原方面へと進みます。しばらくはドロドロの道や木の階段が続く山道です。やがて気持ちの良い木立の中を歩く道へと変わります。ここまでくればえびの高原はもうすぐ。柵に囲まれたノカイドウが現れました。すでに花は終わっていますが、一輪だけなんとか咲いている花が残っていました。そのすぐ隣にはオトコヨウゾメが今を盛りと咲き誇っています。程なくえびの高原に到着。雨は風を伴い一段と強くなってきているようで、勢いよく横に流れています。チラホラとミヤマキリシマが咲き始めているえびの高原を横切り、不動池の無料駐車場に帰着しました。
ミヤマキリシマ
ミツバツツジ
マイヅルソウ
オトコヨウゾメ