2009年 05月 24日
2009年屋久島山行③ 2日目:宮之浦岳 ~投石平まで編~
今回の屋久島山行のメインはもちろん2日目の宮之浦岳です。1週間前から気になっていたのはこの2日目の天気予報。ずっと屋久島滞在予定期間中雨の予報が続いていたのですが、せめてここだけでも晴れてくれればと願っていたのです。起床時間は早朝3時半(というか夜中^^;)。当然まだ暗く外の様子はわかりません。でも星は見えていないようです。前日の天気予報では晴れ・曇りに好転していたので(その瞬間みんなでガッツポーズ♪)、まぁ明るくなれば晴れるだろうと安心して準備を進めます。4時にホテルフロントに弁当を取りに行き、すぐに部屋で朝食弁当を頂きます。そして4:20、屋久島ガイド協会のHさんがホテルフロントに出迎えに来て下さいました。彼は昨年縄文杉を案内してくれたガイドさんで、今年も彼にお願いしようと早めにご指名させて頂いていたのです。昨年は他のグループの方々と一緒にガイドしてもらったんですが、今年は僕ら5名だけとのこと。気楽に楽しく登れそうです。Hさんのワゴン車にザックを積み込み4時半にホテルを出発します。しばらく走ると、何だかフロントガラスに水滴のようなものがポツポツ・・・「えっ、雨!?」と思わず叫ぶと、みんな一斉に「気のせい気のせい・・・」「何も見えてない見えてない」と目の前の現象を認めたくない様子です(笑)ところが、さらに雨足は強まる一方。「やっぱり雨かぁ~」とちょっとブルーに・・・。 くねくねと曲がるワインディングロードに入ると前にも後ろにもたくさんのワゴン車が列をなしてきました。やがて他の車はすべて荒川登山口方面へと右折していきます。今日の縄文杉コースも賑わいそうです。その先のヤクスギランド前でトイレ休憩を取った後、さらに右手に太忠岳の天柱石を見ながら進みます。やがて淀川登山口に到着。すでにたくさんの登山者が準備をしています。車を降りるとまだしとしと雨が落ちてくる状態。周りの登山者はすべてレインウェアを着ているようです。ところがガイドのHさんは「レインウェアは暑いから着ないで登りましょう。この先しばらくは森の中だから濡れませんよ」とそのまま歩くことを提案(結局濡れることなく快適に歩けました。プロの判断、流石です!)。準備運動をして6:00に憧れの山・宮之浦岳に向かい出発です。


歩き始めてしばらくはウグイスミソサザイなどの野鳥のさえずりを聞きながら、木の根の階段やまるでステーキのように×印を刻み滑り止めを施した木の階段、さらに木の切り株がそのまま階段になった森の道を進みます。約20分程で淀川小屋に到着。すぐ横の橋を渡ったところでしばらく休憩を取ります。この辺りには木に着生したヒカゲツツジが咲いていました。ここのヒカゲツツジは霧島のヒカゲツツジと違い、枝が長く伸びている上、木の幹に着生しているので高い位置に花があります(そろそろ韓国岳火口淵のヒカゲツツジが咲いていそうな時期ですが、今年は行けそうにありません。ちなみに韓国岳山頂火口淵のヒカゲツツジは高さ10センチほどしかなく岩に張りついて咲いています)。まだ暗くどんよりと雲が広がっていますが、雨は上がってきたようです。少しずつ好転してほしいと願いつつ、さらに木の根が張り巡らされた登山道を進みます。足元に落ちたハイノキの花が落ち込みぎみの気分を和ませてくれます。

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                            屋久島は花崗岩の島なので雨が降っても川が濁りません
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                              木に着生したヒカゲツツジ(下の橋の上から撮影)
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しばらく進むと、山頂にトウフ岩を冠した高盤岳が見える展望台に到着。ほんとに豆腐を包丁で切ったような面白い形の岩です。さらに進むと今度は右側に展望台の表示が。1人がやっと通れる細い道を進むといきなり展望が開ける岩峰に出ます。そしてそこには待望のシャクナゲが咲いていました!シャクナゲにはちょっと早すぎるから無理かなと諦めていたので感動です。しばし花と展望を楽しみ、先へ進みます。すぐにまるで日本庭園のような小花之江河(こはなのえご)という湿原に出ます。水の中にはオタマジャクシが大群でユラユラしています。またしばらく進むと先ほどの小花之江河より広い花之江河という湿原に到着しました。正面には黒味岳が見えます。花崗岩の岩が点在する山肌を見せる黒味岳、立ち枯れ白骨化した杉、手前に広がる水をたたえた湿原・・・この素晴らしい景観を見ながらしばし休憩。この場所はガスって何も見えないことが多いとのこと。今は雲が広がっていますが、ガスってなかっただけラッキーだったのかも・・・。

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                                      高盤岳山頂のトウフ岩
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                                     登山道で多く見かけるハイノキ
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                                     米粒のようでかわいいハイノキの蕾
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                                   待望のヤクシマシャクナゲに出逢えました☆
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                                      日本庭園のような小花之江河
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                                      奥に黒味岳を望む花之江河

ここから登山道は少しずつ花崗岩が露出した道へと変わります。黒味岳分岐を越えてさらに進むと、丸い花崗岩の巨石が山肌に露出した屋久島らしい景観が頻繁に見えるようになってきました。ここから先は撮影時間が増えペースが落ちてしまうかも(笑)。 花崗岩の巨岩の間にピンク色の花が点在する景観はほんとにまるでアケボノツツジが咲く頃の大崩山のようです。でもここで見えているピンク色の花はヤクシマミツバツツジ。屋久島に多い薄いピンク色のサクラツツジよりは色が濃いようですが、本土のミツバツツジよりはかなり薄いピンク色です。

やがて強風が吹き荒れる投石平に到着。ここで初めて永田岳の手前にそびえる憧れの山・宮之浦岳の姿が確認できました。もうすぐ近くまで来ていると思うと皆笑顔を隠せない様子です。

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                                        アクシバモドキ
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                            まるで大崩山のような風景。ヤクシマミツバツツジがきれいです
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                          永田岳の手前に憧れの宮之浦岳の姿が見える投石平からの展望☆

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by ex-mlwalk326 | 2009-05-24 19:15 | 山行記録 | Comments(0)


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