僕にとっての初屋久島は昨年5月、会社の登山クラブ「Mont-Low-Walk(以下MLW)」の仲間達と行った白谷雲水峡と縄文杉でした。参加した5名全員が感動し、1年後もまた行こうと語り合ってからあっという間に(?)1年が経ち、いよいよ九州最高峰・宮之浦岳を目指す山旅です。今年は昨年と同じ5名の参加です。さらにMLWの仲間たちの中でも経験豊富な女性1名も参加します。女性2名が加わったことで華やかで楽しい旅になりそうです。
出発の1週間前からは毎日のように週間天気予報とにらめっこしますが、ずっと雨・曇りの天気のまま変わりません。2~3日前に雨から曇りに変わったと喜んだのもつかの間、前日にはまた雨の予報に・・・ せめて、2日目の宮之浦岳登山の日だけは晴れ間が見えて欲しいと願いつつ当日の朝を迎えました。7時15分に従業員駐車場に集合し、僕の車に皆の荷物を積み込み出発。昨年と同じ9:10発の高速船「ロケット」で屋久島に向けて出航です。約2時間弱の船旅の間、上映している大リーグの試合を観戦したり、仮眠を取ったり、思い思いに過ごしています。鹿児島市は雲っていたのに、屋久島に近付くにつれてどんどん青空が広がってきています。それに伴って海の色も美しいブルーに輝き始めています。
こうして11:00に青空が広がる屋久島・宮之浦港に到着。レンタカーを借り、すぐに白谷雲水峡に向かいます。昨年も初日に白谷雲水峡を歩いたんですが、初参加者が2名いるので今年も初日はここに行こうと決めていたのです。白谷雲水峡の駐車場のちょっと手前ではヤクシカが僕らを出迎えてくれました。入口で入林協力金一人300円を払い12:00過ぎに出発です。川沿いの階段を進むとすぐに憩いの大岩に到着です。歩き始めたばかりですが、ここで早くもランチ休憩。昨年はレンタカーを借りた後に宮之浦港近くの食堂で昼食を取りました。でも今年は時間短縮の為1日目のランチはお弁当持参にしたという訳。サツキが咲く大岩の上で心地よくお弁当を食べて栄養補給。さぁ太鼓岩に向けて出発です。飛流落としと呼ばれる滝を左手に見ながら進み原生林歩道へと入っていきます。やがて大きな杉や苔むした巨大な切り株や倒木が現れ始めました。二代杉、三本足杉、三本槍杉、奉行杉、くぐり杉など次々に現れる巨木や面白い形の杉、倒木や岩を覆う緑のコケ、また淡いピンク色のサクラツツジを楽しみながら進むと白谷山荘に到着です。休憩所の横に咲く大き目の白い花を「シャクナゲかなぁ~」と見上げていると、そこで休憩していた小学生の団体に「シャクナゲで~す!」と教えられました。ここに咲くシャクナゲはヤクシマシャクナゲではなく、外来種とのことです。ここの水場で冷たい水を頂き、先へと進みます。
今年も高速船ロケットでの船旅です
白谷雲水峡手前で、早くもヤクシカが出迎えてくれました☆
ランチ休憩をした「憩いの大岩」にはサツキが咲いています
木に着生したヤクシマタツナミソウ・・・かな?
コケの上に根付いているスミレ・・・ヤクシマミヤマスミレ・・・たぶん
原生林歩道に入ると大きな杉が現れます
白谷小屋に咲くハイノキ